田辺獣医科病院のブログ記事
2015 06/26 11:11
5月25日に、子猫を保護した方が来院されました。推定、生後3週間程度のオス猫です。目も開いて、乳歯も生えてきており、流動食を自分で食べることが出来ました。保護した方は、昼間家に居ないので、育ててほしいとのことでお預かりいたしました。(もちろん、有料ですが。)この機会に、子猫を保護した時、どうしたら良いのか?お話ししていきたいと思いま...
2015 05/27 13:38
お家の犬・猫ちゃんに毛玉はできていませんか?毛玉が出来ると、場合によっては動物に苦痛を与え、皮膚の病気になる可能性もあります。毛玉のできる原因は「ブラッシング不足」「汚れ」「乾かし不足」「首輪などのこすれ」などです。☆こまめにブラッシングを行いましょう。ブラッシングを怠ると毛玉が出来やすくなります。今の時期は換毛期といって、冬から夏に向...
2015 04/06 11:07
便が出にくい、肛門のまわりが膨らんでくる病気 その1では『会陰ヘルニア』の症状、原因、治療、予防についてお話しいたしました。ところで、『会陰』とは尿の出るところと便の出るところの間の領域を指す言葉です。『ヘルニア』とは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態を指します。ヒトで一般的なヘルニアは、鼠径ヘルニア...
2015 01/27 11:36
肛門のまわりが膨らんでくる。。。片側だけのことも両側の場合もありますが、これに伴って便や尿が出にくくなる場合は、『会陰ヘルニア』という病気かも知れません。会陰ヘルニアは、去勢手術を受けていない中高齢の雄犬によくみられる病気です。会陰ヘルニア【症状】肛門周囲にある筋肉たちが痩せて薄くペラペラになるため、筋肉と筋肉の隙間から直腸や膀胱...
2015 01/07 10:02
家に2匹目の猫を迎え入れるときは慎重に まとめその1の続きです。■まずはにおいの交換から 対面させる予定の数日前から、新しい猫のにおいの付いたタオルなどを先住猫のテリトリーに、反対に先住猫のにおいの付いたものを、新しい猫の側に置きます。この臭いに慣れてきて気にしなくなった様子なら、次に、例えば隣同士の部屋など姿は見えないけれどもにお...
2014 12/25 12:19
先日、2歳の雄猫(去勢済)『トウ』ちゃんが、後ろ足の両方の肉球が腫れているとのことで来院しました。猫の形質細胞性足皮膚炎(形質細胞性足底皮膚炎あるいはプラズマ細胞性足底皮膚炎とも言います。)が強く疑われる症状でした。猫の形質細胞性足皮膚炎【主な症状】肉球が軟らかく、プヨプヨした感じで腫れます。表面は、白くカサカサの鱗状のことが多いで...
2014 12/12 18:13
以上、2匹目の猫を迎えた3家庭の例を挙げました。新しい猫を迎え入れる時は、まずは先住猫と喧嘩しないか?が気になると思いますが、ケース1、ケース3のように、喧嘩はしないけれども精神的なストレスで、嘔吐、下痢、食欲不振といった消化器症状を呈するパターンが多いように思えます。(一獣医師の経験ですが。)そして、その精神的なストレスによる症...
2014 11/22 18:18
さて、最後のケースは2匹目ではなく3匹目なのですが、とても重症化した症例です。 当院スタッフのひとりは、8歳と7歳の雄猫(去勢済)、メインクーンの雑種を飼っています。2匹は伯父と甥の関係で、生まれた時から一緒なので、仲は悪くないけど特別仲良しということもない、飼い主ともサバサバした関係でした。 ●写真の左が『甥』、右が『伯父』●新しい...
2014 11/21 15:27
さて、最後のケースは2匹目ではなく3匹目なのですが、とても重症化した症例です。 当院スタッフのひとりは、8歳と7歳の雄猫(去勢済)、メインクーンの雑種を飼っています。2匹は伯父と甥の関係で、生まれた時から一緒なので、仲は悪くないけど特別仲良しということもない、飼い主ともサバサバした関係でした。 写真の左が『甥』、右が『伯父』です...
2014 11/19 14:05
ケースその1ですっかり仲良しになった隆之介ちゃんと姫ちゃんでしたが、このお話には続きがあります。 深まる秋の夕暮れ、2匹のお家の前に、子猫が落ちていたということでした。子猫が飢えと寒さでうずくまっている姿を見て、隆之介のお母さんは、その子猫を保護して3匹目として家に迎え入れることを決めました。体重は1.2kgしかありませんでしたが...